9月10日の日曜学校は…
司祭さんは、お仕事で東京にある東京YMCA高等学院の定時制高校の校先生のお話を聞く機会がありました。
そこの生徒さんの中にはね、人と話すのが苦手だったり、いじめられていて、自分は生きててもしょうがないのかなと思っている人、中には両親からもいじめられている人もいます。
心に病気を持っている人とかが来ている学校なんです。
校長先生はね、この子たちは今困っているけど、一人一人が大切ってことを卒業するまでに得てもらいたいな。
そのためになにかみんなでできることはないかなと考えました。
そうだ、よし、あそぼう!
コアラのマーチの箱を開けると全部顔が違うこと、みなさんは知っていましたか?
6種類?それとも7種類?
実はね、全部で500種類の顔があるんですって。
そこで、校長先生は生徒さんたちに200円ずつ持たせて、コンビニに連れて行き、コアラのマーチを購入しました。
どんな遊びをしたかと言うと…
ネットで全種類のコアラのマーチをプリントアウトして同じ顔を見つける遊びです。
「さぁ、みんなコアラのマーチをお皿に開けて同じ顔を探してごらん。」
普段お話するのが苦手な子とかが、意欲が出て来て、これはここだ!って見つけたりして、みんなの顔がだんだん明るくなってきたそうです。
全部で200箱購入したんだって。これだけあっても、同じ種類も出てきます。
数えているとね、200箱のコアラのマーチから414種類コアラが出てきたことが分かったそうです。
今までそういう経験のしたことがなかった子が、いいね、今日は生きていて良かったっていう発言が子どもたちから出たそうです。そして校長先生はとてもうれしくなったそうです。
そんな素敵な学校が東京にあるんだって。
なんかいやだなぁ、生きづらいなぁとおもったら、そういう場所があることを是非覚えておいてくださいね。
主の祈りで「みくにがきますように」といつも祈っていますね。
みくにというのは天国のことです。
そこは生きやすいところ
心に悩みを持っている人もみんなが笑顔で幸せと思えるところです。
神さまの御心が世界で行われますように
それぞれが生きていて良かったなぁ、楽しいなぁ、立派な社会人になってほしいなぁ
そんなことを思ってこんな遊びをした東京YMCA高等学院の校長先生と生徒さんたち。
もしコアラのマーチごっこしたいなぁと思ったら、是非みなさんもやってみてください。
分級では、二人一組になってじゃんけんをして、負けた人が勝った人の真似をする、ミラーゲームでした!
最初は遠慮がちだった人も、慣れてくるとだんだん上手になってきました!
またやりましょうね。
そのあとはひろこ先生に紙芝居を読んでいただきました。あっという間の30分でしたね。