9月17日の日曜学校

司祭さまが子どもたちに語りかけています

司祭さまが子どもたちに語りかけています

主の祈りでは、「私たちに必要な糧をお与えください」と祈りますね。

私たちって誰のことだと思いますか?
「みんなが」食べるごはんを神様お与えくださいということですよ。みんなは今毎日食事ができるから幸せだと思います。

でも、この八戸でも今から6年前に、東日本大震災で大きな地震が起きました。

この日の夕方、日曜学校の生徒のお母さんが夕方に近くのローソンに買い物に行ったらなんにもなかったそうなんです。

司祭さんもね、その日セブンイレブンやスーパーに行ったらなんにもなかったんです。
地震や大きな台風になってたくさんの人が買いに行ったら、お店の中にはなんにもなくなるかもしれないですね。

おにぎりが2個あったとします。でも、隣にお腹すいてる人がいるとどうしますか?みんなは分けてあげられますか?

自分はおにぎり二個でいいのに、何個も買っちゃうと、他の人たちはどうなる?食べれないね。
そういうのを買い占めって言うんです。普段は良いかもしれないけどね。

もう一つ例えを話すと、お店におにぎりが10個しかありませんでした。10人並んでいました。
一個ずつだと良いよね。みんな一個ずつ食べられるものね。でも一人の人がたくさん買うとどうなる?

こういう時、人間は欲深いものだなぁと思います。

こういう大きな災害があると、人間はだんだん我儘になっちゃいます。
何日かで食べ物か補充されることがわかっていても、買い占めてしまいます。

まだ多くの国では食べ物がないところがたくさんあります。

例えば、司祭さんが行ってきた北朝鮮というのはとっても貧しい国なんですよ。
ガラス窓が入っていない
地面から草が一本も生えていない
綺麗なお洋服着てない
本当に食べるものがない

たくさんの人が貧しい生活をしているんです。

北朝鮮という国は食べ物がなくて、今日も朝ごはんが食べられない人がいっぱいいる。
お腹に赤ちゃんがいるお母さんがご飯食べられないから、お腹の赤ちゃんが死んじゃう人もいます。

今日のイエスさまの教えは大切なことを教えてくれています。

自分だけがおにぎりを食べられたら良いのではなくて、食べるものがなくて困っている人たちのことも覚えて祈りましょう。

イエスさまは、この世界から戦争がなくなるようにずっと祈っていました。
食べ物があるときっとそういうことがなくなるのではないでしょうか。

北朝鮮はミサイルを飛ばしたりして怖かったと思うけど、一方的に怖いところだと思うのではなく、弱い人も、一緒に生きていける世の中になれるよう、祈り続けましょうね。

どんな建物にする?材料は?

どんな建物にする?材料は?みんなの意見を聞きながら設計図を書いています。

この日は聖ルカ教会の誕生日を意識して、『大きなダンボールで作ってみよう、教会を』です。

どんな教会がいいかな?

「ハートつけたい!」

「ピンクがいい!」

「聖ルカ教会みたいなのがいい!」

「十字架の色は白だよね!」

いろんな意見が出ましたが、聖ルカ教会風にすることになりました。

ピンクもハートも最後につけてあげるからね、待っていてね♡

煉瓦の下書きと材料を切るお兄ちゃん!

煉瓦の下書きと材料を切るお兄ちゃん!

チームに分かれて、大工さんになった気持ちで、それぞれの持ち場で作ります。

作っているうちにお友だち同士で「こうした方がいいんじゃない?」「ここはもっと濃く書いた方がいいよ」という意見が交わされ、良い感じ。

みんなの気持ちがひとつになってきています。

僕は十字架を作ってみる!

僕は十字架を作ってみる!

十字架のデザインを一生懸命考えています。

こちらは煉瓦チーム

こちらは煉瓦チーム

箱が大きいから作りごたえがありますね!

続きはまた次回やりましょう。出来上がるにはもう少し時間がかかりそう。

さぁお片付け!…という時に、高校生のお兄ちゃんがニコニコしながらこっそり入るところを発見。あぁ!と言いながらも、入りたくなる気持ちはとってもよく分かると思った、かなこ先生でした!