2018.5.6 あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい
今日の聖書の言葉は
あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい
5月に入りました。小学校は運動会の季節ですね。司祭さんは子どもだったころ、足が遅かったんです。
早い子は早いんだけど、かけっこは早く走れるお友だちと早く走れないお友達がいます。リレー、借り物競争、徒競走、綱引きなどの種目がありますね。司祭さん綱引きなら任せて!
今日の聖書の言葉は、
あなたの隣人をあなた自身のように愛しなさい
でしたね。
これは絶対です。
自分のことを大切にするように、お友だちを大切にしなさいということです。
ある幼稚園ではね、運動会の時に「よーい、どん!」かけっこをしました。早い子は早いです。お客さんは早い子に向かって「がんばれー!」って応援するでしょう?
でもその幼稚園は違ったんです。もちろん早い子も応援するけれど、最後の一生懸命頑張って走っている子も最後まで応援します。
その子は6等で一番最後だけれど、最後まで走り切った時は、一等になれたくらいうれしかったと思うんです。
教会の幼稚園は、「お友だちとなかよくしようね」という教えでしょう。
リレーは早く走るというルールだけれど、後から来るお友だちを「おいでー!」と待っていて、追いついたら手をつないで一緒にゴールしたということがありました。
早く走ったお友だちは遅い子と一緒にゴールしよう!
そんな様子を見守るようにみていたお客さんはみんなで熱い声援を送りました。
運動会だとどちらかの組が勝つけれど、プログラムの中にはエール交換がありますね。エール交換は相手の組のことも応援します。
友だちとなかよくすることという教えに似ています。イエスさまの言葉をぴったりにした行動のひとつだと思います。
早く走れない人、困っちゃった人も、みんなが楽しめる運動会になりますように。元気で頑張ってください。
この日は最初に「へいしのなみだ」 という絵本をひろこ先生に読んでいただきました。
ヘロデ王に仕えていた心優しい兵士さんのおはなしです。
椅子を並べて歌を歌いながらその前をあるきます。
座れなかったお友だちは真ん中に行きます。
キャッキャキャと笑いの絶えない分級の時間でした。